下半身麻痺の身体障害者としては支えられる側でもある。

ベッドから自力では起き上がれず、常に介助を必要とする生活にはなったが、5月中旬に退院。埼玉県越谷市にある3LDKの賃貸マンションで息子との二人三脚生活を再開した。美穂さんは、碧星くんの部屋も見渡せるリビングを療養場所に決めた。

玄関を開け目に飛び込んでくるのは、窓際の介護ベッドに横たわる美穂さんの顔。ランドセルを背負って帰宅した碧星くんが「ただいま」と帰ってくれば、ベッド上の彼女がアイコンタクトで「おかえり」と声をかける。帰宅した初日は、狭い介護ベッドに潜り込んできた息子と飼い犬のクッキーと川の字になって寝たという。

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4~5人が交互に訪問してくる日常に息子は家を飛び出した

結婚。出産。乳がん告知。再発。離婚。失業ー。美穂さんは、まるでジェットコースターのように人生の局面をすり抜けてきた。今は子を支える側でもあり、下半身麻痺の身体障害者としては支えられる側でもある。

在宅療養への移行手続きも、一人で切り盛りしている姿を垣間見たのは、入院中の病室だった。退院を間近に控え、病室のベッドのサイドテーブルには、複数の介護事業所や訪問看護ステーションとの契約書が束ねて置いてあった。聞けば、「退院したその日から、一定の間隔で途切れずに介助の方々に入ってもらえるように」と複数の業者に電話をかけ、交渉を続けてきたのだという。病室には福祉用具の業者が訪れ、自分にフィットするかどうか車椅子に試乗する光景も見た。仕事のようにバタバタした日常だった。

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